オールドヨーロピアンカットと福永宝飾店 と6/19はお休みです
の前に、
明日は定休日、明後日6/19(水)は臨時休業をいただきます。
たまの連休をしっかりお休みさせていただきます!
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改めて振り返ると、この7年間で福永宝飾店が一番成長したといいますか、他とは違って突き抜けて見えてきた部分は、ダイアモンドかなと思っています。
自分の中では、ダイアモンドってどれもこれも怪しいと感じてしまって、なかなか開拓できなかった部分なので、慎重に、ビビりながら、腰が引けながらも叩いた門によって、ぐっと世界が広がったように思っています。
ひとつはローズカットダイヤモンド。
こちらは立ち上げ早々に手掛けてきまして、運よく良い業者さんに出会えたので、カットも美しい、クラリティーも上質なものを常に用意できています。
こういった部分も自由度の高い二人だけのお店なのでかなう部分かもしれませんね。
透明感の中にもダイアらしい輝きが漏れて、潤っているような美しさ。
業者さんは、カットの具合もきっちりチェックして納品してくださいます。
厚みも重要。
カラットが少ない分一般的にも低コストで手に入るルースではありますが、薄くてあまり輝きがないとか、面が広い分内包物が目立ちやすいので、なんとなく靄っとしている、などありますので、ご自身で探される場合はとにかくご注意くださいね。
そして、やはりきらきら派手好きの私としては、ブリリアントカットも大好きです。
でも何かもう一つ、もうひとパンチあればなと思ったときに出会った石屋さんがいました。
何度か解説しておりますが、宝石を扱う業者さんはインドの方がめちゃくちゃ多いです。
やはり人が好いというか、適当な部分も多いので、不安な印象も多いですが、かなりのビジネスマン。
しっかりお話しして、信頼できれば、とても素晴らしいものを提供してくれます。
そして出会った業者さんから初めて仕入れたのは、ファンシーイエローのローズカット。
きらきらと輝き、イエローやブラウン、グレーに光ってとてもかわいかったのです。
これはファッション用に、ペンダントなどで使って小粒はもうほとんど売れてしまい、残りは店頭にあるのみでもう新しいものは見つからず仕入れておりません。
聞けば日本でも20年以上ダイアを専門にやっているというのです。
大きな会社ですので、ちまちまと買う我々など目もくれないかと思いもしたのですが、一度のこの仕入れをしっかり覚えていてくれて、どんなものが好みかを理解してくれているのです。
それが驚き。
その後も、一風変わった、でも美しいダイヤをいくつか仕入れ、取引が続いている中で、やってきたのが「オールドヨーロピアンカット」です。
きっと好きだろうと考えて、先方に入荷した早々にお電話をくださって、見せてもらいました。
衝撃でした。
というと大げさですが、照りもあり、透け感もあり、きらきらもして、ウルウルとして、パーフェクトですよね。
厚みが基本的にあまりないカットなので、使い勝手も最強です。
清水の舞台から、、、レベルの仕入れではあったのですが、絶対に欲しい、と思い、かつ福永宝飾店らしさをとても感じたのです。
その時仕入れたのは7ピース。
現在残っているのは2ピース。
時間はゆったりでしたが、しっかり皆様にこの良さを感じてもらい、提供することができて本当にうれしい思いです。
その後、ご希望あってまだあるか聞いたのですが、もうすでにすべてなく、やはりその時仕入れておいてよかったと思えた瞬間でした。
それから数年、またオールドヨーロピアンカットのご希望が新たに出たので、追加で探すこととなりましたが、これは以前にお知らせしたエピソードをご覧ください。
そしてこの弾丸仕入れのオールドカットの指輪が無事完成いたしました。
じゃじゃーん。
これまた一眼だとねーという感じですが、これの倍は美しかったとご想像ください。
特殊なカットにもかかわらず、他のブリリアントカットと引けを取らないクラリティ、カラー。
素材は悩まれましたがシャンパンゴールドに。
常々思いますが、シャンパンゴールドとホワイトのダイヤの相性ってかなり良いです。
きれいに映えます。
デザインは、オールドスタイル。
彫り留めで腕にメレを配置したり、細身ですが厚みをつけて強度も問題なし。
覆輪は石ができるだけ美しく良く見えるように、かなり薄めにかけております。
横はこんな感じ。
石座は窓をつけてすっきり。
軽さが出ますね。
とにかくセンターダイヤをしっかり引き立てることを考えたデザインです。
暗がりでもギラリと輝くことが、また最高です。
と、いうわけで、これだけの上質な、また特殊なカットのものを手に入れられる勇気が持てたこと、そしてその良さをしっかりと伝えられること、
こんなに自由な仕入れは、やはり我々小規模の店舗だからこそかのかなとも思います。
カラーストーンにおいてもそうですね。
価格は高くも低くも置いておいて、とにかく皆様が求めているもの、また私自身が提供したいと思えるもの、引き続き仕入れて、多くの方に楽しんでいただけたらと思います。
オールドカットという名前もとても魅力的ではありますが、それだけではない素晴らしさがこのダイヤにはあります。
アンティークのようなもの、古びたものがお好きな方も最近は多いと思います。
でも、その中でローズカットが良いかというと、そこは好みです。
でもブリリアントカットは、、でもキラキラが、、、、というすべてを網羅してくれる石だと思います。
かつ、最先端なファッションがお好きなかたにも絶対に気に入っていただけるものだと思います。
ダイヤのカットも様々。
丸だけではない自分だけのものを探してみてはいかがでしょうか?
まだまだお披露目していないダイヤがいくつかあります。
それもふくめ、弾丸仕入れのオールドカットはまだありますので、気になる方はぜひ見にいらしてくださいね。
福永宝飾店、皆様にテンションの上がる日々をお届けできるようこれからもがんばります。
今一番気になっているのは先日見たパパラチア。
あ、ダイヤじゃないですね。
濃いーピンクオレンジみたいな中に、赤いのがちらちら見えてるんですよ。
どうしましょう。
悩んでいます。