デュモルチェライト再び

先日ご紹介させていただいたものと、また新たにご依頼いただいたもので、ここ最近本当によくご依頼いただく石ですね。

青が印象的なデュモルチェライト。

こちらのお客様は2点お持ちで、まずは1点ご紹介させていただきます。

どどどーん!ですね。

何十カラットという大きさ。

久々の大作でした。

とっても大きなルースで、素材はプラチナ。

柔らかいですので、できるだけ腕は太くして、線もしっかり支えられるようにしました。

透明な中にこの鮮やかなブルーが印象的です。

裏面はとにかくしっかりと。

中のインクルージョンが重要なルースですので、そこを中心に研磨するとやはり、カットは不安定です。

それゆえ、規格通りの枠にきれいにはまるわけではなく、このリラックスラインでおつくりするのが一番向いているのかなと思います。

ゴロンと高さのあるルースでしたので、横からをレースの帯のようにしっかり支え、その上に爪を配置しました。

プラチナとの相性が本当に良いルースですね。

リングサイズがまた小さかったので、より石の大きさが際立ちます。

これもまたかっこよいですね。

そしてもうひとつのデュモルチェライトはこちら。

打って変わって静寂のような、優しい水色が印象的です。

冬に見れば雪の結晶のような。

夏に見ればまた涼し気に感じるのでしょうね。。。

氷の中に生まれる結晶のようです。

どちらも本当に魅力的なルースです。

このデュモルチェライトは、どれも本当に全部違っていて、何とも拝見するたびに楽しませていただいております。

私自身が仕入れるタイプの石ではないのでとくに新鮮に感じております。