オールドカットダイヤモンドのリング
先日お渡しが無事完了した指輪のご紹介です。
仕入れたのは思い返せば5年前。
あの時は、私なりに清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで、厳選して多めに仕入れたつもりですが今思い返せばもっと仕入れておけばよかったと後悔するくらい魅力的なダイヤモンド。
あれから同じものは全く手に入っていないのです。
その間に、大変上質なオールドカットは一度仕入れたのですが、その上品な美しいものとはまた違うこの個性の塊が、無いんです。
そんな貴重なダイヤモンドのリングはこんな感じに仕上がりました。
申し分ないくらい素敵です。
このシンプルさもさることながら、柔らかいイエローが思っている以上にイエローゴールドにマッチしています。
クッションなのでこれはオールドマインといってもいいのかもですが、この形に合わせて八角形の彫留にしました。
もうキラッキラです。
横は、福永宝飾店らしく窓を開けました。
窓から時折覗くダイヤがなんとも幻想的です。
これが何かの建築物で、自分が2㎜くらいの人間になって、柱の陰からこんな輝きが見えたら、どんな気分なのかなと思わず想像してしまいます。
そしてよく見ると、一か所ハートになっているのです。
上から見るとすっきりシンプルな中に、横からのフォルムで個性を出し、造形の美しさを楽しめるデザインとなりました。
シンプルだけどシンプルじゃない。
形容しがたいですが、とにかく身につけられることが羨ましいです。