6ctのエメラルドカットダイヤモンド
これだけサイズがあると、色々と目立ちやすく感じますが、見る限りかなりクラリティが高そうでした。
※うっすら中央に見える靄は、反射です。
色も美しく、ダイヤらしいパキっと磨き上げられた面がとにかく見栄えのするルースです。
もともとはサイズもあるので、仰々しくならない程度にシンプルに身につけたいということで作られたものだったのですが、
それはそれで少しシンプルにしすぎてしまったかも、ということで、今回なんと私のレース系のモチーフで作らせていただきました。
以前にもレースモチーフでのトップのリメイクをさせていただいたのですが、その雰囲気を気に入ってくださり、今回もレース系でということでした。
ダイヤの場合は、特にエメラルドカットと銘打つものであればカットの良し悪しでかなり見え方が変わってきます。
それゆえにこのルースは当たり前ですがかなり美しく正確にカットされていると見受けられました。
なので、レースのアンバランスなゆがみが逆に気になって目立ってしまいそうでしたので、印象としてはできるだけ左右対称になるように、かつ厚みも重さもあるのでペンダントとして身につけた時に座りが良いように角度なども微調整しながら製作しました。
このレース系で時々採用する、両手を広げるようにレースをあしらう方法は、チェーンへの繋がりがとても自然に見えるので、鎖骨、デコルテあたりにちょうどよく落ち着きます。
レースのふわふわとした有機的な動きと、きりりとしたエメラルドカットのダイアモンドが程よいバランスにまとまったかなと思います。
レースとトップの合間にはメレダイアを配置しています。
素材はプラチナ。
白金といわれる白さがとても映えて、ダイヤモンドがより美しく見えます。
かれこれ15年ほどジュエリーにかかわってまいりましたが、そうそうお目にかかることのないサイズ。
とても楽しませていただきました。