カバンサイトとピクシーさんとHummingbird

時々ブログでも登場するワード、「pixie(ピクシー)」さん。

私がジュエリーを作り始めてからなのでかれこれ10年以上のお付き合いになりますかね。

ここでは、お店で扱う大小さまざまなルースを、そのまま飾るもよし、身に着けるもよし、ということで、後者の場合に私のもとに、アイテム希望とざっくりとした形状依頼が届き、指輪やペンダントやピアスやらにしております。

そもそもの扱う石のジャンルがちょっと違いますので、独特な雰囲気を醸しております。

先日もまた完成品をいくつか送りました。

カバンサイト。

この石ご存知な方いらっしゃいますか?

わたしはピクシーさんで聞くまで全く知らない石でした。

もう兎に角割れやすい。

基本的にはジュエリーにする石ではないのかもしれません。

観賞用か。。。

しかしこの鮮やかなブルーが本当に魅力的ですよね。

ピクシーさんは石屋さん。

店主と私との信頼関係のみで成り立っているようなものですので、割れることが決まっているような、硬度3程度の石だったとしても、

兎に角手掛けてみる、というスタンスで、そして割れてしまったら、その破片で何かを作ってみる、それでいいので留めてほしい、というご依頼のものやっております。

このカバンサイトはそんな石です。

これ以外のもそういった類の石をお預りして製作します。

ちなみにですが、福永宝飾店へのお持ち込みでは絶対やらない石たちです。

はかないものですが、それでも身に着けたい、お守りとして皆さん身に着けてくださっております。

こちらはアパタイトの結晶。

それをこれこそシャンデリアのように巻いて、留めています。

結晶なので、脆いこと脆いこと。

端っこがぽろぽろ、爪で仮っとするだけで取れるような石です。

でも慎重に、負荷がかからないように、そして落ちないように留めます。

中にクラックですが虹が見えて、そしてこのレモンカラーが美しい石です。

 

これらは店頭に並ぶようです。

この、ピクシーさんからお預かりしたルースで作る商品は、「Hummingbird」という名前がついています。

原石系が多いのかなとも思いますね。

鼻血が出そうなほど緊張するを通り越して、世界が無音になるくらいの集中力で留めております。

ピクシーさんでアップしている画像等は店頭だけではなくオーダー品の場合もあるので、もしご興味のある方はお問合せしてみてくださいね。