カラーダイヤモンドのピアス
これは、魔導士のダイヤモンド(この名前が一番しっくりくるかなと、、)
を仕入れた時に、一緒に手に入れたものです。
グレーがすごくきれいで、何とも形容しがたいインクルージョンが、時折向こうが透けて見えたり、その奥が果てしなく続いてそうな深みもあり、こちらにもまたググっと引き寄せられたわけです。
そして、実物を見ていただいて早々にこれをピアスに、とオーダーいただきました。
そういってくださったときにも、見ていただいた時にも、お似合いになるな、と頭では勝手に妄想していたので、石を気に入っていただけてとにかく嬉しかったのです。
もうどの角度が一番良いか、どうすれば伝わるか、とにかく難しかったので、実物が一番ではあるのですが、このようなダイヤモンドです。
サイズも結構大きめです。
ローズカットなので、面がギラリと輝く感じもかっこよさがあって素敵です。
プラチナにしたことで、グレーの深さや色の良さがとても引き立ちました。
デザインはシンプルに、フクリン留にミルを施しました。
明るいところも綺麗ですが、この日陰のあたりも相当に美しい。
左右のカットはちょっといびつな感じです。
しかしまたそのゆるさがいいんです。
これと同じくらいのものは、もう見つからないのかもしれません。
このときも、いくつかペアは見せてもらいました。
でも他も、いいといえばいい、でもこれほど惹かれるものでは無かったのです。
石との出会いは、本当にわからないものです。
それは、福永宝飾店を見てくださっているみなさまにとってもそうなのでしょうね。
それぞれの方々に、響く良い石をまた仕入れられたらと思います。