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パラサイティク・ペリドット
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.23
パラサイティク・ペリドットのエンゲージリング PALLASITIC PERIDOT インドネシア ジェパラ地区の隕石 2008年に、この地区に落下した隕石。 隕石にはその1パーセントに見たないくらいの確率で、パラサイトと呼ばれる石鉄隕石というものがあります。 そしてこのパラサイトの中にはペリドットの結晶があるのです。 今までの飛来してきた隕石の中でも60個程度しかないそうですよ。 なんてことでしょう。 ロマンが溢れております。 そして。 そのパラサイティク・ペリドットを手に入れまして、それをエンゲージメントリングとしてお仕立ていたしました。 綺麗なんです。 輝きも強く照りもあり、色がまた落ち着いていて美しい。 ただ単純にこのペリドットを見れば、恐らく仕入れたであろうと思います。 以前、これよりもはるかに小粒のパラサイティクペリドットを仕入れたのですが、それもその理由です。 高額でしたが、とにかく魅力的だなと感じて、その時はまだここまでの知識はないままでしたが、仕入れたのです。 通常の鉱山からとれるペリドットと、隕石由来のものかどうかの判別は実はあいまいなものだったのですが、詳しくサンプルを取り、研究した結果きちんとした鑑別書が出せるようになったそうです。 これはもう科学的なことなので肉眼でどうこうというものでは無いのですが、今回のものもちゃんと鑑別書つきです。 上のアップ画像でわかるかどうか、、、なのですが、このペリドットにはチューブ状の、まるで彗星の大群か何かのようなインクルージョンが出ています。 そしてさらに虹色。 これは実物ではもっとよく見えるのですが、体が軋むほどあっちこっち向けて写真撮影に臨んだのですが写真ではこれが限界でした。。。 このチューブ状のインクルージョンはジェパラの隕石の特徴のようです。 これが見られるのもほんの数パーセントということです。 これもまたロマンが溢れすぎくらい溢れております。 デザインは、福永宝飾店の八角形のメレ取り巻きタイプがベースです。 ふつうのダイヤカットなので、お尻が深く高さがあるので、側面から光を取り入れやすいように窓をつけました。 両側のメレは、当店オリジナルのものは小粒3ピースずつですが、こちらは少し大き目なものを1つずつフクリンにしております。 センターが華やかなので、このスッキリした具合がちょうどよいですね。 アンダーめでもこの輝き。 当初は、誕生石を使ってエンゲージリングを、ということだったのですが、製作著中でちょうど仕入れのタイミングがあり、出会ってしまったのです。 長らくお付き合いのある石屋さんでしたので、お借りして、お客様に見ていただき決定しました。 ペリドットというと、どちらかというとリーズナブルな、手軽なイメージが強いと思います。 鮮やかで、元気のある感じ、身近でとても素敵な石ですよね。 それはそれでよいのですが、まさかこんなにもロマンが満ち溢れるペリドットがあるなんて、8月に生まれたかったと心からうらやんでおります。 ご想像の通り、ペリドットが含まれるその隕石は限りがあります。 そして、必ずしもこのクオリティではありません。 この、ジェパラの隕石は特別美しい。 ダイヤモンドをはるかにしのぐ価値のある石です。 だって隕石なんですよ。 地中に眠るダイヤモンドもそれはもう長い歴史を重ねて現れる、もちろん当たり前のように美しく、最高な宝石ですが、 隕石は、それをさらに飛び越えて、この地球にやってきたわけです。 そう、この漠然とした表現は、どれくらいの期間だったか忘れてしまったということです。 すみません。 とにかく、ダイヤより古いということを聞きました。 このジェパラの隕石の中で一番大きいジェムクオリティのペリドットは、2.774ctだそう。 小さいのです。 ちなみにこのペリドットは0.3ct程度です。 語りつくせぬ、、、ですね。 ここに書き記すことで私にも勉強となり、記憶となります。 まだ残っていたら、仕入れたいな。。。と思います。 石もジュエリーも、ロマンですよね。 浪漫。 それを忘れたら作ることなんてできないかもしれません。 そして最近は、物欲を浪漫で片付けようとする節があるので、それはそれで気をつけなくてはですね。
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作る過程と9月の誕生石について
お知らせ
2018.08.22
9月の誕生石はサファイア。 先日ペリドットの話なんかしていた気がしますが、もう来月は9月。 サファイアは、なんだかんだでいろいろなパターンがありますので、いまちまちまと作っております。 単純に石の価値、としては微妙かと思います。 が、魅力、という点ではかなり魅力的なルースです。 インドで占いなどを行うときに使うような石だそうです。 手の中でころころされるのでしょうか。 カットがざっくりで、面が取られていてそれはそれで素敵なのです。 これはK10になる予定です。 首回りにくるりと襟巻的な感じで巻いてみました。 そして、いまさらではありますがTwitterをはじめてみようかとアカウントを作ってみたりしました。 ここでは、主に作っている途中など、あまり表には見せていない部分、もちろん魅せられる範囲で、、、まさにつぶやき程度にやってみたいなと思います。 まだ全然何もしていないので、気長に気が向いた時にでも覗いていただけたら幸いです。
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オパール
ルース/宝石
2018.08.20
今月軽い仕入予定があるのですが、先日あのウォーターオパールもお嫁に行きましたし新しいオパールが欲しいなと思っていた矢先、 ご希望もあったので、この月末の仕入れでオパール多めに探してきます。 来れれは前回仕入れたもの。 良いものに出会えますように!
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ハーフエタニティのウェーブリング
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.19
ウェーブにハーフエタニティ プラチナにホワイトのダイヤモンド 今日はとっても涼しい一日でした。 本日ご紹介しますのはこちら。 プラチナのご結婚指輪です。 サプライズギフトでもあります。 ご結婚指輪は作らなかったのだったか、、、すみません、記憶があいまいなのですが、ご結婚から30数年経った記念日に合わせて、旦那様プラス子供たちからのサプライズで贈ったものです。 内側には孫たちのイニシャルも。 今この時からつけ始めるものですので、華やかさもあり、どこにでもつけていける丈夫さもある指輪にお仕立ていたしました。 緩やかにひねりを加えたウェーブリングのトップにはびっしりとダイヤモンドが輝きます。 ハーフエタニティーですので、半分より少し下あたりまでたっぷり入れました。 エッジもきいた、メリハリのあるデザインです。 そういえば、また刻印を足さなくてはなりませんね。
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サンドブラストとクロスマーク
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.18
プラチナサンドブラストの結婚指輪 クロスモチーフの模様 すっきりシンプルな甲丸プラチナに、サンドブラストの加工を施した結婚指輪です。 シンプルな中にも、1つモチーフが入るだけでオリジナリティがしっかりと出ますね。 あえての焼き色を残して、黒く渋めなクロスが浮き上がってくるようです。 一見はシンプルですので、非常に使いやすく、かつ好きなモチーフが入っているというのは良いですね。 ご依頼ありがとうございました!
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3連の結婚指輪
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.18
フルエタニティ+鎚目+パールの結婚指輪 連から余ったパールとダイヤを使ったリング 結婚指輪としては、鎚目のシンプルなペアです。 こちらは面が平タイプの鎚目ですね。 きりっとしたエッジがかっこよいです。 で、今回は、エンゲージ代わりにまず、側面にずらっとダイヤを並べたフルエタニティーを組み合わせ、 以前、パールのネックレスを作られた際に、長さを調整したことで出たあまりを使用して、重ね付け用のリングも作りました。 連から外したものなので、もちろん両側に貫通した穴がります。 これをさてどうしたものかと考えた結果、そこにダイヤを埋め込むことにしました。 素敵!です。 ちょっとした加工で、穴を埋めているという感覚よりも、あえてダイヤをつけているという方向に変化します。 それがいいですね。 そんなわけで、指輪がたくさん並びましたが、奥様のものが3本。 旦那様1本。 とってもとってもお似合いでした! 全て重ねてもこんな感じで組み合わせ自由なので、何通りにも楽しめますね。 ありがとうございました!!
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鎚目に繋がる一筋を
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.17
鎚目の結婚指輪につながる1つの線 シャンパンゴールド こちらのご結婚指輪は、人気のマットな鎚目ですが工夫を凝らしております。 中央に、繋がる気持ちを込めて一本のラインを入れております。 メリハリがついて素敵ですね。 クラフト感も残したいということで、 側面は多々きっぱなしの未処理にしております。 色も鎚目と相性が良くて素敵ですし、このラインは、使えば使うほど味が増していくことと思います。 ご依頼ありがとうございました!
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宝石のカット
お知らせ
2018.08.16
とある石屋さん。 甲府にあるのですが、独特のカットを施すことで業界ではとても有名です。 先日、その石を手に入れられたお客さまよりお持ち込みでご依頼をいただきました。 石だけでもかなりきれいなので、加工して良いのかと逆に思ってしまったくらいでしたが、 どうでしょう。 透明感の強いアメシストの裏面に施されたまるで切子細工のような美しいカットと、プラチナのレースが組み合わさって、とにかく涼しげで、夏らしい。 触るだけでヒンヤリしてきそうな趣です。 この異常な暑さが続く東京の夏にぴったりなように思いました。
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鎚目とV字ウェーブの結婚指輪
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.16
マットな鎚目とウェーブ/V字 プラチナとシャンパンゴールド こちらのご結婚指輪は、一見すると、当店人気のマットな鎚目タイプですが、それだけではない工夫がなされております。 メンズ、わかりますか? 緩やかなVラインがかかっております。 幅のしっかりある鎚目に、ゆるやかなラインが、指にとてもフィットするのです。 メンズはプラチナで、レディースはシャンパンゴールド。 いろと形は違いますが、鎚目の甲丸具合なども全て同じなので、やはり統一感は完璧ですね。 冬、、、でしたね。 お二人のお手元にとてもお似合いで、安心いたしました。 ご依頼ありがとうございました!
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ミルグレインの結婚指輪
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.16
ミルグレインとダイヤモンドの結婚指輪 イエローゴールドとプラチナ ピカピカと輝く鏡面仕上げの結婚指輪です。 メンズもレディースも、形は甲丸、中央にミルを一周という基本的な形を揃え、色はそれぞれの好きなモノにしました。 レディースは中央にダイヤモンドを1石。 周りをミルで囲みました。 とてもクラシックな感じで、イエローゴールドとの相性が抜群ですね。 メンズにもミルを入れることで、色が違ってもかなりの統一感です。 丸みと輝きがとてもぴったり合っていますね。 ありがとうございました!
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バラの花束とローズカットダイヤモンド
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.15
先日お渡ししたエンゲージリング。 サプライズということで、ご依頼いただきました。 そしてお受け取りの当日、その日にお渡しすることとなったとのことで、花束をお持ちでした。 ここに入れば、、、ということでしたので、ちょっと工作しました。 見つかりましたか?? 薔薇の隙間に、淡いシルクリボンで結びました。 薔薇にローズカットダイヤのエンゲージ。 なんて素敵!と思いましたので、他のお花ではなくこの薔薇にあえて添えさせていただきました。 できるだけ負荷がかからないように、そして落っこちてしまわないように、かつ取り出しやすいように。。。 実際はどうだったか定かではないのですが、、、またご報告をお待ちしております。 これは、いつ何時でもできることではありません。 ただ、その時の状況、手元にあるもの、色々な偶然が重なってできたもので、完全なるサービスで、私の趣味でございます。 いままでにも、様々なサプライズがございました。 ここは受け取り側目線で、あともう一つのお手伝いをするのが私の趣味です。 趣味ですので、あれこれと考えるのは本当に大好きです。 なので、もしどうにもこうにも困ってしまった、、、というかたはいつでもご相談くださいね。 この私とこのお店でできるサポートをさせていただきます。 相手の方が喜ぶかどうかは本当に人それぞれなのでわかりませんが、、、その気持ちは伝わるはず。 選んできてくれること、自分のことを考えてくれている瞬間など、こういう顔して悩んでたのかなとか、想像するのもまた幸せですよね。 予め、こういう風にしたいのだ!という思いがある方は、お知らせいただければ、それに合わせたご提案もさせていただきます。 事前に準備が必要なものも多々あるかと思いますので、じっくりご検討くださいませ。
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BROWN×ORANGE diamond
ルース/宝石
2018.08.12
カラーダイヤモンド ブラウンベージュかオレンジか ブラウン系ですが、オレンジ色が入っていて、ピンクっぽくもある、何とも表現の難しい素敵なダイヤモンドです。 サーモンピンクのような。 ベージュのような。 蛍光灯なしの状態。 白熱系の色味が少し影響していますが、あたたかい色味です。 蛍光灯のもと。 良い色です。 接客テーブルに乗せてみました。 こんなにおおきいダイヤがあったら卒倒しますね。 卒倒だけでは間に合わないですね。 実際は、0.14ctほど。 かなり小粒です。 結構たくさんざざーと並んでいるロットから選びました。 これだけなんだか目を引いたのです。 ここ最近、プチっとしたダイヤのご相談が、ペンダントやピアスやらで、多かったので、ふと思い出しました。 忘れていたわけではないですが、、、。 少し前に仕入れたダイヤです。 ホワイトのダイヤは需要も多いので、様々なサイズでいつでも大体用意できますが、この手のファンシー系のものは値段も含めなかなか手に入れられません。 見つけた時にコレクション。ですね。 メレで取り巻いても素敵だと思います。 世の中はお盆ですね。 そういえば。 でも福永宝飾店は明日も通常通り営業しております。 みなさまのお越しをお待ちしております。
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シジュウカラ
オーダーメイド
2018.08.11
昨日はお休みをありがとうございました。 今日は課長にバトンタッチです。 ちなみに、てっぱく(鉄道博物館)は、結果かなり面白かったです。 正直しぶしぶだったことは否定しません。 でもいってみたらなんと素敵な空間ではないですか。 古い車両があって、その中で駅弁が食べられたり。 ぜひともおすすめです。 ********** 四十雀(シジュウカラ)のペンダント 先日お渡ししたオーダーメイドのペンダントです。 鳥かごのように組まれたこの輪はご夫婦のご結婚指輪。 以前、記念日にということで新たにご結婚指輪をオーダーメイドでお作りいただきました。 ご自身で気に入ったデザインのものをということでオーダーしてくださったのですが、今まで長年使ってきたご結婚指輪も、何かしらの形にしたい、と思われていたそうです。 ということで考えたものがこちら。 指輪を鳥かごに見立てて、中央には大好きな鳥、シジュウカラを入れました。 とはいえかなり小さいですので、シジュウカラかどうかはお二人と私さえ分かっていれば、、、、というところです。 お二人の以前のご結婚指輪はプラチナとゴールドのコンビ。 今回指輪は側面が一番重要なので、しっかり磨き上げることで、このコンビであることがとても効果ありで、キラキラと時折見えるゴールドが、デザインの深みを増してくれました。 初めてお二人で山に登ったときだったか、ふと視界に入った鳥を、「あれは四十雀だよ」と旦那様が教えてくださったそうです。 そんな日常の会話が、ずっと奥様の記憶に残っていて、今回の鳥はシジュウカラに、となりました。 大々的なイベントでもない、ほんのちょっとした一言って、思っている以上に記憶にあったりしますよね。 なんとも素敵すぎる、心温まるエピソードでした。 毎度お会いするたびに、なんと素敵なご夫婦だろうかと思います。 こんな風に年を重ねていけたらよいなと思いました。
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代表は本日はお休みをいただいております。
お知らせ
2018.08.10
昨日に引き続き、本日は終日課長がおりました。 新人君は本日も念のため保育園をお休みしたため、代表も非番とさせていただきました。 今頃家でおかあちゃんに甘えている頃でしょうか。 保育園の終わった会長はおとなしく塗り絵をしております。 しまじろうを見せろと叫ぶのも時間の問題ではありますが。
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てっぱく!鉄道博物館
日常
2018.08.09
本日は久々に登場いたします課長がブログをお届けいたしたいと思います。 というのも、新人君が発熱という報告がありまして、代表が帰宅したためであります。 さて、先日かねてより(わたしが)行きたがっていた鉄道博物館に行ってきました。 鉄道博物館は通常、火曜日が定休日となっており、同じく火曜日が定休日の福永宝飾店メンバーは指をくわえて閉ざされた門を見ているしかなかったのです。 しかし、いま時期は子供たちが夏休み・・・もしや!と思って自宅のiPadをタップすると夏休み期間中は火曜日も営業しているではありませんか! どうやら代表はあまり気乗りがしていないようでしたが、何とか説得いたしました。 こういうのは、やはり男と子供しかワーキャーしないもんなんですかね。 そして、結論から言ってしまいますと、鉄道博物館、超おすすめです! 子供連れにもほんと素晴らしいところだと思います。 通路なども比較的ゆったりと作られていてベビーカーも押しやすいです。 キッズカフェもあり、ここがまたクオリティ高めです! テラスや庭も気持ちのいい空間でした。新幹線や電車が見ることもできます! 鉄道模型のジオラマがすごい! 古い客車がまるで木造の建物のようで美しい&落ち着く! こんなです。 ミニはやぶさも走ってます。 懐かしい車内。。。 運転席にも乗れます。 ちょっといい写真がなくてごめんなさい。 個人的には毎年夏の帰省で乗っていたブルートレインの寝台車を見れたことが嬉しかったです。 日の出とともに起きて、朝もやに煙る早朝の駅を通過していくのを、通路の椅子から眺めるともなく眺めたのも、もう遠い昔のことです。 あの朝、ホームに佇んでいた母娘は、いまどこでどうしているのでしょうか・・・。 遠い目。 トレインシュミレーターや運転体験など(予約必須!)もあるのですが、どれも小学生以上からなので、またいつかですね。 近くにあれば絶対に年パスいってました。 それほど良かったです。 しかし、例によって私たちが行ったのは火曜日ということもあり、比較的空いていたのだとは思います。(比較はできませんが)恐らく休日はかなりの人でにぎわうのでしょう。その点を許容できるのであれば、行く価値はかなりあると思いますよ!