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甲州貴石切子のオーダーメイド
オーダーメイド
2018.12.14
甲州貴石切子のオーダーメイドリング というわけで、ここ最近このカットの石をお持込でご依頼いただくことが増えてきたように思います。 思えば、数年前、ジュエリーの展示会などでこの新しいカットを拝見していて、とても綺麗だなと思ったこと、ただ、作り手としては石の個性が強すぎるとなかなか難しいかなと仕入れることはありませんでしたが、こうやってオーダーとしてお持込いただけるというのはこれもまたご縁なのですね。 石がとても魅力的なので、そのまま飾ってももちろんいいと思います。 そして、ジュエリーとしてお仕立てするのももちろんです。 どんなふうに仕立てたいかは、それぞれの個性がございますので、シンプルに石のカットを生かすもあり、ストーリー性のある作りこんだデザインもあり。 どれにもマッチしそうです。 そんななか、我ら福永宝飾店の細工を選んで下さったみなさまは、レースの有機的な雰囲気と、切子のキラキラと輝くエッジのきいたカットが合うのではないか??と見出してくださったのだろうかなーと思っております。 そして、出来上がったのがこちら。 K18イエローゴールドで、裏の支えのレースはできる限りすくなくしてカットに影響のないようにお仕立ていたしました。 石は、かなり大きかったです。 その分切子のデザインもびっしり入っていて、キラキラととても綺麗なルースでした。 切子のカット面にイエローゴールドが反射して、シャンパンカラーのような輝きが見えたりして、それもまた美しいと感じております。 裏に少ない分、側面の立ち上がりにレースをたっぷり施しました。 暗がりでもきらりと光るカットがなんとも言えず幻想的です。 これだけのカットが施されていると、触るほうもひやひやです。 おなじ石が一つとしてないのと同じく、カットが入ることでさらにその希少性に拍車をかけるわけです。 何とか無事美しくセッティングされ、本当にほっと一息。 美しく仕上がってとても良かったです。
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ムーンストーンとローズゴールド
オーダーメイド
2018.11.29
ムーンストーンのシラー 先日お渡しが完了したオーダーメイド品です。 ルースは当店にてお選びいただきました。 ムーンストーンといえば、 カボションカット ですね。 つるんとしたドームのような形に、ふわふわ―っとシラーが見られる、また、乳白色で、柔らかいイメージ、でしょうか。 しかしこちらは、 ファセットカット という多面体のカットで、面がパリッと美しく磨き上げられており、かつ透明度が高く、なのにシラーがテーブルいっぱいに広がっています。 写真でお伝えするのが本当に難しく悔しいくらいですが、これでもかなりのシラーですよね。 実物はこんなものではありません。 ある角度からは透明感のある瑞々しさがうかがえて、くるくると動かしていると、先ほどのシラーがババーンと登場するわけです。 エンゲージリングとして今回は作らせていただきました。 誕生石ではなく、誕生石とムーンストーンと悩まれていたのですが、結局大好きなムーンストーンということでお仕立ていたしました。 素材はローズゴールド。 ムーンストーンのシラーは、このルースの場合主にブルー系ですが、オーロラのようにいろいろな色も見えます。 なので、意外とどんな地金色でも似合うのです。 今回は、このローズにしました。 イエローだときつすぎる感じもあったので、ローズゴールド大正解でしたね。
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ブルートパーズ×ピンクダイア×コンビネーション
オーダーメイド
2018.10.27
bluetopaz&pinkdiamond こちら先日お渡しが完了しましたリング。 ルースはお客さまからのお持ち込みでございます。 ※オーダーメイドをお考えの皆様はご一読ください※ 鮮やかなブルートパーズと、優しい色味のピンクダイヤ。これを組み合わせて作りたいということでご依頼いただきました。 そして、昔よく手掛けていたレースで包み込むような、まるで花束のようなデザインを気に入ってくださいまして、久々にもりもりにしました。 パッと見て気づかれた方も多いかと思いますが、こちらはなんとコンビです。 石座はホワイトゴールド、アーム部分はイエローゴールドになっています。 このコンビ具合も、お花らしさを高めますね。 カラフルなようで、意外とまとまりのある色合いがとても素敵です。
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リボンモチーフの婚約指輪
結婚指輪と婚約指輪
2018.10.12
アンティークの世界から飛び出したような華やかで繊細なリング お渡ししたばかりですが、すぐにでも紹介したく、でも出し惜しみしたい気持ちもあったり、でもやはりと思い立ってご紹介させていただきます。 フルオーダーメイドでお仕立てしたエンゲージリング。 リボンやハートなど、かわいらしいモチーフが好き、とのことで、それをイメージしていくつかデザインをさせていただきました。 ハートモチーフのかわいらしいものから、リボンなど、さまざま描かせていただいたのですが、それでもかわいいだけでは福永宝飾店らしさに欠けるかなと思い、アンティークにあるような、上面から覗いた時にお花に見える石座を採用したデザインを描いてみました。 そこから、お客様がなぜ我々のところで作りたいと思ってくださったのかが分かる、1枚の画像をいただきました。 バイカラートルマリンとダイヤリング 石の周りにダイヤがランダムに配置されたシリーズ。 これを見て、この雰囲気がとても素敵だったということでご依頼くださったのです。 この画像を見た瞬間に、リボンとダイヤが添えられたイメージがばちっと私の中で嵌りまして、出来上がったリングがこちら。 デザインの段階でかなりウキウキしていましたが、製作には相当苦労いたしました。 私代表の要望と課長の設計士としての言い分とのせめぎ合い。 何とか良い話し合いができて、いざ形となった後は石留。 これも今度は石留職人さんとのやり取りが発生。この画像では見えませんが、リボンの裏側にまで石が留まっているのです。 はじめは無理かも、とおっしゃっていたのですが、やり遂げてくださいました。 あそこにもここにもそこにも!ダイヤモンドがひしめき合っております。 蝶々結びをしたリボンがふわりとたゆたうような、それをまたきゅっと絞ったり、そこにお花を添えたようにダイヤモンドがぽつぽつと並びます。 さらには側面まで。 両側面と、そして首にもダイヤモンドです。 かわいらしいだけじゃない、凛とした美しさと、華やかさ、プラチナのクールな色合いが、すべてが合わさって、最高のバランスで完成いたしました。 このデザインならば、長く長く、年を重ねていっても身につけられそうです。 素敵なものを思う存分作らせていただき本当にありがとうございました。
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パライバトルマリンとコニャックカラーのダイヤモンド
オーダーメイド
2018.10.11
先日お渡ししたオーダーです。 小粒ですがとても鮮やかできれいなパライバトルマリンと、味がしそうなくらい色付きの良いコニャックカラーのダイヤモンドを使ったイヤリングパーツです。 ベースのイヤリング用の金具に通すチャームとして製作しました。 パライバトルマリンは片耳用 パライバには少しレースを盛って、華やかな印象に。 小粒ですが裏面もちゃんとレースを入れました。 コニャックダイヤモンドはペアで ダイヤモンドの方は、形が違いますがボリューム感は同じなので、ペアとして作りました。 オーバルとドロップ。 とても良い色ですね。綺麗です。
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メキシコオパールのリメイク
オーダーメイド
2018.09.29
ペンダントトップからのリメイクジュエリー メキシコオパールのイヤリングと指輪 ガーネットの指輪 ホワイトオパールの指輪 盛りだくさんです。 リングが3本、イヤリングが1つ。 もとは、タイバー2本とペンダントトップ1つ。 ボリュームたっぷりのペンダントトップには、木のモチーフのその上に木の実のようにオパールが5ピースついておりました。 そのうち使えるものを4ピース。 ただ大きさも色もまちまちでしたので、レイアウトして、アシンメトリなイヤリングにしたらどうかなと思い、 まず1アイテムはこんな感じになりました。 たまたま、このオレンジのピースは同じ色味、かつ濃淡もとても近かったので、これをベースにボリュームをまとめるためにクリアのピースを組み合わせました。 金具も控えめについているので、一見するとピアスのようにも見えます。 なかなか良いバランスになったかな?と思います。 そして残りの1ピースはとてもクリアなオレンジで色も綺麗でしたので、1粒のリングにしました。 鮮やかなオレンジとサイズ感がとても良いです。 もう一つはタイバーから外した、ホワイトがとても綺麗なオパールです。 優しい色合いで、同じオパールでも全く雰囲気が違いますね。 そしてこちらはザ・ガーネットというブラウンがかった赤色の石です。 シンプルに仕上げました。 このシンプルさが、ガーネットの色やこの石の雰囲気にとてもマッチしたと思います。 もともとのペンダントのデザインはなかなかに個性的でパンチがきいたものだったのですが、個性的でかっこよいものであったと思います。 ですがやはりつける機会がないともったいないですよね。 石も、きれいなメキシコオパール。 全部まとめて使わなくても、こんな風にバラバラに少しずつ製作することで、身につける楽しみがいっきに増えます。 ※リメイクに関しましては、石の状態を確認させていただき、新たな加工に耐えられるのか、また万が一割れてしまった場合の補償がきかないことなど、 もろもろ諸条件をご理解いただいた上でのみお受けさせていただいております。
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9/19(水)20(木)はお休みですとオーダーピアス
お知らせ
2018.09.18
ちょっと遅い夏休みというところです。 明日明後日、9/19(水)20(木)はお休みをいただきます。 ご不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします! サファイアのピアス 本日もオーダーメイドのピアスです。 K18イエローゴールド。 ブルーと、ホワイトにイエローの入ったバイカラーのサファイア。 色は全く違いますが、思いのほかペアとして成り立つという不思議。 もともとしっかり発色はしていたのですが、セッティング後にさらに色味がきれいに見えるようになりました。 ブルーがとにかくきれい。 ホワイトの方は上と下にイエローが入っているのですが、ブルーにはそれと同じような位置に装飾を入れて、統一感を出しました。 小粒目でしたので、裏は軽めにレースを入れました。
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ピンクムーンストーンのピアス
オーダーメイド
2018.09.17
ピンクムーンストーン フルオーダーメイドのピアス 素敵な石です。 小粒のほうには、淡いブルーから濃いめ、ビビットなピンクと小粒を組み合わせて、アシンメトリなピアスとなりました。 石が素敵すぎて、でもやはりカメラ越しはかなり難しく、今この目で見えて居る角度の色を撮影したい! と思っても、カメラ越しにはクリアに見えすぎて、良い色が出ないのです。 それでもかなり美しい。 つるんと丸く、透明感も美しく。 バランスも良いですね。 この角度で何とかピンクが、、、。 あともうひとこえ! 角度によってはオレンジも綺麗に見えます。 そしてスマホ投入。 優秀ですねー。 若干濃いめですが、それでも日陰でこの目で見た色にかなり近い。 ピンクと紫が混在したなんとも美しいシラー。 適度に光が入る日陰というのは、石の美しさがもしかしたらより引き立つのかもしれませんね。 ものすごく太陽を受けたものも綺麗ですが、このしっとりとした大人な雰囲気がする、日陰感もたまりません。 ブルーの石の一つはエレメーエファイト。 この上なく割れやすい石です。 ガードルが薄いとなおさら。 あと一歩で鼻血が出ます!くらいの気合で慎重に留めました。 何事もなく本当にほっとしました。。
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翡翠×トルマリン×ピンクダイヤと本日の営業時間
お知らせ
2018.09.08
本日9/8(土)は16:30までの営業となります。 ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします! *************** 翡翠とトルマリンとピンクダイヤのペンダントトップ リメイク品です。 それぞれリングとペンダントから外した石で、3色使って1つのものにということでした。 シンプルですが、配置が意外と重要で、お客さまとあれこれ悩みながら決定しました。 お手持ちのベネチアンタイプのチェーンに着けられるとのことでしたので、バチカン付きのトップにしました。 そして間のチェーンもあわせてベネチアンにしております。 素材はK18イエローゴールド。 はっきりとしたゴールドの色合いにそれぞれの石がぴったり合っていて華やかなようでまとまっていてよいです。
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アメシストのリメイク
オーダーメイド
2018.09.07
明日9/8(土)は16:30までの営業となります。 ご来店をご予定のお客様はご注意くださいませ。 *********************** アメシストのペンダントトップ こちらは譲り受けた大粒のアメシスト。 とてもシンプルな枠についていたのですが、どうも座りが悪いということで、ひっくり返っても良い良いに、総レースで仕上げました。 画像だとわかりづらいかもですが、色味は割と濃いめで、とろんとした印象があり綺麗でした。
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ラピスラズリの宇宙
オーダーメイド
2018.08.25
瑠璃色 ラピスラズリ//カボションタイプ フルオーダーメイドの指輪 今日もロマンが溢れております。 12月の誕生石。 ターコイズと並んで認知度のある石、ラピスラズリ。 人類に認知され、利用された鉱物としては最古なんだそう。 名前の由来は「群青の空の色」。 美しいですね。 ところどころにいい具合に煌めくパイライトが、まさに宇宙です。 天体を見上げているようです。 こちらのオーダーは、意外にも福永宝飾店にはラピスラズリがほぼ無くて、石を探すところから始まりました。 当初のご希望は小ぶりなイメージだったのですが、最終的にはこの適度なサイズ感になりました。 11㎜くらいだったかな、、、、と思います。 つるんときれいにカボションにカットされた具合がまたちょうどよく、シンプルなフクリン留にとても映えております。 12月の誕生石をまた一つ見直した瞬間です。
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シジュウカラ
オーダーメイド
2018.08.11
昨日はお休みをありがとうございました。 今日は課長にバトンタッチです。 ちなみに、てっぱく(鉄道博物館)は、結果かなり面白かったです。 正直しぶしぶだったことは否定しません。 でもいってみたらなんと素敵な空間ではないですか。 古い車両があって、その中で駅弁が食べられたり。 ぜひともおすすめです。 ********** 四十雀(シジュウカラ)のペンダント 先日お渡ししたオーダーメイドのペンダントです。 鳥かごのように組まれたこの輪はご夫婦のご結婚指輪。 以前、記念日にということで新たにご結婚指輪をオーダーメイドでお作りいただきました。 ご自身で気に入ったデザインのものをということでオーダーしてくださったのですが、今まで長年使ってきたご結婚指輪も、何かしらの形にしたい、と思われていたそうです。 ということで考えたものがこちら。 指輪を鳥かごに見立てて、中央には大好きな鳥、シジュウカラを入れました。 とはいえかなり小さいですので、シジュウカラかどうかはお二人と私さえ分かっていれば、、、、というところです。 お二人の以前のご結婚指輪はプラチナとゴールドのコンビ。 今回指輪は側面が一番重要なので、しっかり磨き上げることで、このコンビであることがとても効果ありで、キラキラと時折見えるゴールドが、デザインの深みを増してくれました。 初めてお二人で山に登ったときだったか、ふと視界に入った鳥を、「あれは四十雀だよ」と旦那様が教えてくださったそうです。 そんな日常の会話が、ずっと奥様の記憶に残っていて、今回の鳥はシジュウカラに、となりました。 大々的なイベントでもない、ほんのちょっとした一言って、思っている以上に記憶にあったりしますよね。 なんとも素敵すぎる、心温まるエピソードでした。 毎度お会いするたびに、なんと素敵なご夫婦だろうかと思います。 こんな風に年を重ねていけたらよいなと思いました。
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メキシカンウォーターオパールの指輪
オーダーメイド
2018.07.11
フルオーダーメイド ウォーターオパールの指輪 K18イエローゴールド/メキシカンウォーターオパール ファセットカット ついに。 出来上がりました。 トルマリン以外のルースは、相当に気に入らないと仕入れない、といいますかむずかしいのでなかなか手が出せません。 それゆえトルマリンに比べると圧倒的に少ないと思います。 そんな中で、どうしても忘れられず仕入れたこのウォーターオパール。 http://picogramdesign.com/system/posts/2559 前回仕入れたときの記事です。 見つけた時、うわーと思い、でも高いのでなかなかと別の石をまた他のブースに見に行き、最後にもう一度戻り、手に入れたのです。 FACEBOOK 動画でオパール どうしても動画でも伝えたくって、こちらにもアップしたのでした。 そのオパール。 見初めてくださったお客様は、私と同じく一度はあきらめ、それでもやはりとオーダーしてくださいました。 そして出来上がった指輪がこちら。 腕のサイドにメレダイヤを3 ピースずつアシンメトリに留めました。 石座はこんな感じ。 少しアンダーめで。 そのほうは遊色が色濃く出るようにも見えます。 真上から。 一眼などでは、この遊色を切り取るのが大変難しいのですが、とろりとした透明感はしっかり伝わるのではないでしょうか。 携帯のほうが良く撮れることもあり。 石は大きめですので、色々な石座案があったのですが、スッキリと見えるこのタイプになりました。 出来上がりは、お客さまより先に見るためどうしても一番に感動を味わうわけなのですが、すみません。 いや本当に、わーっと感動しました。 そしてお渡しの時も、お客様ともども、良い、いや良いですよね!というように、それしか言ってないというくらいそれ以上思いつかない感動で、延々と良さを言い合っておりました。 そして、たくさんの方に見ていただきたい! という感情も不思議と湧いてきました。 肉眼でないとなかなか伝わらない天然石の良さ。 特にオパールなど、遊色や、ムーンストーンのようなシラー、インクルージョンというのは見なくてはわからないですよね。 良い石にまた巡り合えますように! そして良い出会いがありますように!
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アンデシンラブラドライト
オーダーメイド
2018.07.10
アンデシンラブラドライトの指輪 ラブラドライト/K10/リング 先日お渡ししたオーダーメイドのリングです。 とても綺麗なルースでした。 透明度が高く、優しいシラーが見えて、瑞々しい。 素材はK10にしました。 このルースならば、この淡いK10が一番合うような気がしたのです。 少しくらいところでもこんなに美しく輝きます。 幻想的ですね。
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紫色のトルマリンでオーダーメイドリング
オーダーメイド
2018.07.07
紫色のトルマリンとメレダイヤの指輪 K18シャンパンゴールド/トルマリン/ダイヤモンド 記念日に、ということでご依頼くださいました。 ご参考に見ていただいた画像は、もう少し小ぶりな石でしたが、ルースを選んでいる段階で、色がとにかく合いそうだなと思い提案させていただきました。 思った通りでよくお似合いの色で、大きさも、指に乗せてみると大きすぎる感じはせず、とてもバランスが良かったのです。 というわけで、シャンパンゴールドで、ダイヤを添えて製作いたしました。 本当にいい色でした。 シャンパンとあまりにもマッチしすぎですね。 添えたダイヤモンドによって、かっこよさだけでない美しさも感じられます。 暗がりで撮影してもこの何とも言えぬ渋みと色合い。 トルマリンは、水晶系に比べると、光の反射を受けてとても輝きます。 このルースは、インクルージョン系のタイプですので、より、透け感というよりまるでシルクのような輝き方が時々見えます。 実はこのルース、福永宝飾店のホームページのジュエリーページに使っている画像のルースです。 福永宝飾店 Jewelry ジュエリーページ しかしこれはオレンジの明かりのもとであえて撮影したものなので赤味が強いですね。 石の色は、カラーチェンジでなくともそれぞれの環境下で大きく変わります。 それぞれ楽しめて、それがまた魅力。 恐らく4年以上は前に仕入れたものかと思います。 何となくいつまでも店頭品にはならず、誰かにお勧めすることもなく、思い出しては眺めていました。 それだけの長いお付き合いでしたが、お客様にオーダーのご相談をいただき、お話している間にこれだ!と思う瞬間があったのですね。 提案させていただいてからは対して悩むこともなく、このルースに決めてくださいました。 それがまたとてもよくお似合いになるというのは、感無量。です。 今日もまた一つ素敵すぎるオーダーをお渡ししました。 これはまたゆっくりご紹介させていただきます。