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ローズカット ナチュラルサファイア
ルース/宝石
2018.08.29
natural sapphire /no-heat rosecut 天然非加熱のサファイアルース 昨日は、小さな仕入れ、のはずでしたが全然小さくない感じになってしまいましたが。 厳選して仕入れました。 お客様のご希望でオパールと、レインボートパーズ、小粒のダイヤなどなどを探しておりましたが、今回で達成できたものはオパールのみ。 それくらい、石というのは出会いなのだということがよくよく分かった一日でもありました。 そして出会った今回のもの、今日はこれだけご紹介します。 サファイアのローズカット。 マルチカラーで、やさしいピンクオレンジ系からピンク、紫、といった色合いです。 この写真は色としては近いものですが、光が足りないので、わかりづらいかもしれませんが、、、。 コロンとした厚みのあるものだけを厳選したので、発色は良いかなと思います。 暗いところだと結構ギラリと輝きます。 ペンダントか、ピアスか、これも9月までにいくつかは形にしたいと思います。 ...まるであと一か月ほどもあるかのような書き方しましたけれども、よく見たらもうあと2日しかなかったですね。 でも9月中には必ず!
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ファイアオパールとダイヤモンド
お知らせ
2018.08.27
これは、封印しても良いくらいリスクの高いお仕事でしたが、やはりお披露目はしておきたい、、、という欲望に勝てず、ご紹介です。 とか言いつつ昔に紹介している可能性がございますが、そのあたりはそっとしておいていただけたら幸いです。。 ファイアーオパールとダイヤモンドのハーフエタニティです。 ランダムに並んだ感じが、動きがあって、そして身に着けやすいかわいらしさがあります。 なぜ、封印かといいますと。 このファイアオパールは相当に割れやすく、かつこのカット、エッジ部分が多いと、ガラスと同じく割れやすい。 石留をするにもかなりのリスクです。 最後の一打ちでパリッと割れてしまうのです。 何とか完成したこのリングですが、ファイアオパールはもう当分は無理だなというくらい神経を消耗しました。 しかし、出来上がったこの指輪は、とても華やかで美しく、かわいらしく。 せっかく作らせていただいたのだからと思いまして、ご紹介するに至ったわけです。 そのほかの石だって、どれも美しくはかないものです。 それでも、精神を集中させて、留めあがり、仕上がったジュエリーはもう最強に美しいですし、私たちも晴れやかな気分になります。 これからまたいくつかオーダーの石留が待っております。 頑張ってきれいに仕上げていきますので、少々お待ちくださいませ。
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パールと天然石ブレスレット
お知らせ
2018.08.26
アコヤブレスレットに天然石をプラス アクアマリンとトルマリンの組み合わせ こちらは、ある意味カスタムとなるのでしょうか、店頭に並んでおりますパールブレスレットのオリジナルでございます。 お客様お持ち込みのルースを使用して、パールはこちらでご用意したピンクよりのアコヤを使用しております。 石がとにかくきれいでした。 はっきりとした色合いに、輝きも強く照りも良く。 セッティングしたらばさらに良さが増しました。 地金はK18ROSEです。 たまたま組み合わせたバランスがハートのようだったので、そのままそのイメージで進めました。 ちなみに店頭のものはこちら。 https://www.instagram.com/p/BTxlQtnBwO7/?taken-by=yuuki_fukunaga これはグリーンアメシストにベージュ寄りのタイプ。 今はこれはもう店頭にはなくて、こちらがあります。 https://www.instagram.com/p/yUKmbasumX/?taken-by=yuuki_fukunaga ぼかしすぎてわかりづらいですが、、、アクアマリンのタイプ。 こちらはホワイト系、どちらかといえばピンクより程度の淡い色合いのアコヤです。 このデザインをベースに作りました。 これも意外と何度か作らせていただいておりますが、普段からジュエリーをたっぷりつける方には普段使いにいける代物ですし、お呼ばれの時にも かなり活躍するお品です。 手元に余っている残りのパールを使う方もいらっしゃるので、それも良いですよね。 以前はバロックパールを使ったものもありました。 色々バリエーションが楽しめます。
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ニュアンスカラーの結婚指輪
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.26
シャンパン×プラチナ×ローズゴールドのコンビ結婚指輪 ふんわりとしたニュアンスカラーのコンビ こちらは、一見すっきりシンプルな細身の甲丸リングに、サンドブラストをかけたもの、、、のようで、実は優しい色合いが特徴のコンビです。 うっすらと、そしてなだらかに長いラインが分かりますか? レディースはローズゴールドとシャンパンゴールド、メンズはプラチナとシャンパンゴールドの組み合わせです。 そこに施したサンドブラストが、何とも効果てきめん。 美しく優しい光とともに、ふわりとしたコンビが見えます。 この角度から見ると意外とよく色が分かります。 パキっとわかりやすい色合いのコンビもかっこよいですが、特にプラチナシャンパンは自己満足に近いほどの違い。 ですが、よく見ると違いのあるこのバランスが良いのです。 細身のデザインもお二人の手にとても馴染んでバランスは完璧でした。 ご依頼ありがとうございました!
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ラピスラズリの宇宙
オーダーメイド
2018.08.25
瑠璃色 ラピスラズリ//カボションタイプ フルオーダーメイドの指輪 今日もロマンが溢れております。 12月の誕生石。 ターコイズと並んで認知度のある石、ラピスラズリ。 人類に認知され、利用された鉱物としては最古なんだそう。 名前の由来は「群青の空の色」。 美しいですね。 ところどころにいい具合に煌めくパイライトが、まさに宇宙です。 天体を見上げているようです。 こちらのオーダーは、意外にも福永宝飾店にはラピスラズリがほぼ無くて、石を探すところから始まりました。 当初のご希望は小ぶりなイメージだったのですが、最終的にはこの適度なサイズ感になりました。 11㎜くらいだったかな、、、、と思います。 つるんときれいにカボションにカットされた具合がまたちょうどよく、シンプルなフクリン留にとても映えております。 12月の誕生石をまた一つ見直した瞬間です。
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結婚指輪を二連にするということ
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.25
二連の結婚指輪 繋がりを感じるデザイン こちらは、色を2色使った二連のリング。 ホワイトゴールドとイエローゴールド。 イエローゴールドとシャンパンゴールド。 そんな組み合わせです。 色は1つを揃えて、テクスチャはそれぞれお好きなもの。 メンズはブラシをランダムに、レディースはすっきりとサンドブラストです。 そしてレディースにはミルが片側に入っています。 それぞれ色の違う2本のリングがつながりあう様は、結婚というものを表しているように感じます。 表情も豊かで素敵なリングです。 記念写真はこちら! 指も長く、細いお二人にこの二連のボリュームがとても似合っておりました。 ご自身を良く知るというのも、指輪をオーダーする時の楽しみの一つかもしれません。 ご依頼ありがとうございました!
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一粒パールのペンダント オリジナルバチカンつき
お知らせ
2018.08.24
アコヤ真珠の一粒ペンダント ご依頼がありまして、たまたま手持ちにあった綺麗なアコヤと、オリジナルのバチカンを組み合わせてペンダントを作りました。 7.5~8㎜程度の珠です。 ナチュラルホワイトです。 バチカンは、福永宝飾店オリジナルのデザインです。 バチカンって、無駄におっきかったりと、何となくバランス取れないもの多いですよね。 プレートが小さいものでなくてはなかなか通りませんが、それでも普通にある小ぶりサイズのプレートなら通る範囲で、最小限のバチカンを作りました。 この貝殻のような模様が、思いのほかパールと相性が良かったので、またいくつかこれは店頭用に作っておこうと思います。 一粒であれば、こんな風に他の色石と重ね付けしても綺麗ですよね。 ちょっと曇り空の今日みたいな日でも、良い色に輝きます。 真珠の魅力は底知れません。 そういえば宇和島の真珠ブログは最後の最後で中途半端に止まったままでした。。。 また最後の締め、書きますね。 ブログとは、その日その時間、出来る内容で、思いつくままい書いてしまうもので、連載物はなかなか難しいです。
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プラチナ鎚目とサンドブラスト
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.24
鎚目のマット仕上げとサンドブラストのペア プラチナに誕生石をプラス こちらのご結婚指輪は、素材を合わせてプラチナとして、それ以外は好きなものにしております。 メンズはマットの鎚目仕上げ、レディースはすっきりシンプルにサンドブラスト。 違うとは言っても、同じ甲丸で、マットであること、何よりも作り手は課長一人。 必然的に似てきますよね。 それぞれの個性も感じつつ、統一感のある素敵な組み合わせです。 内側に誕生石を入れました。 プラチナベースだと色が映えて良いですね! 記念のお写真はこちら! メンズの鎚目は少しボリュームのあるタイプですが、手のバランスにとてもマッチしております。 普段のアクセサリーなどはゴールド系が多い奥様でも、結婚指輪のプラチナは何の違和感もなく馴染んでおりました。 差し色になってよいですね。 ご依頼ありがとうございました!
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パラサイティク・ペリドット
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.23
パラサイティク・ペリドットのエンゲージリング PALLASITIC PERIDOT インドネシア ジェパラ地区の隕石 2008年に、この地区に落下した隕石。 隕石にはその1パーセントに見たないくらいの確率で、パラサイトと呼ばれる石鉄隕石というものがあります。 そしてこのパラサイトの中にはペリドットの結晶があるのです。 今までの飛来してきた隕石の中でも60個程度しかないそうですよ。 なんてことでしょう。 ロマンが溢れております。 そして。 そのパラサイティク・ペリドットを手に入れまして、それをエンゲージメントリングとしてお仕立ていたしました。 綺麗なんです。 輝きも強く照りもあり、色がまた落ち着いていて美しい。 ただ単純にこのペリドットを見れば、恐らく仕入れたであろうと思います。 以前、これよりもはるかに小粒のパラサイティクペリドットを仕入れたのですが、それもその理由です。 高額でしたが、とにかく魅力的だなと感じて、その時はまだここまでの知識はないままでしたが、仕入れたのです。 通常の鉱山からとれるペリドットと、隕石由来のものかどうかの判別は実はあいまいなものだったのですが、詳しくサンプルを取り、研究した結果きちんとした鑑別書が出せるようになったそうです。 これはもう科学的なことなので肉眼でどうこうというものでは無いのですが、今回のものもちゃんと鑑別書つきです。 上のアップ画像でわかるかどうか、、、なのですが、このペリドットにはチューブ状の、まるで彗星の大群か何かのようなインクルージョンが出ています。 そしてさらに虹色。 これは実物ではもっとよく見えるのですが、体が軋むほどあっちこっち向けて写真撮影に臨んだのですが写真ではこれが限界でした。。。 このチューブ状のインクルージョンはジェパラの隕石の特徴のようです。 これが見られるのもほんの数パーセントということです。 これもまたロマンが溢れすぎくらい溢れております。 デザインは、福永宝飾店の八角形のメレ取り巻きタイプがベースです。 ふつうのダイヤカットなので、お尻が深く高さがあるので、側面から光を取り入れやすいように窓をつけました。 両側のメレは、当店オリジナルのものは小粒3ピースずつですが、こちらは少し大き目なものを1つずつフクリンにしております。 センターが華やかなので、このスッキリした具合がちょうどよいですね。 アンダーめでもこの輝き。 当初は、誕生石を使ってエンゲージリングを、ということだったのですが、製作著中でちょうど仕入れのタイミングがあり、出会ってしまったのです。 長らくお付き合いのある石屋さんでしたので、お借りして、お客様に見ていただき決定しました。 ペリドットというと、どちらかというとリーズナブルな、手軽なイメージが強いと思います。 鮮やかで、元気のある感じ、身近でとても素敵な石ですよね。 それはそれでよいのですが、まさかこんなにもロマンが満ち溢れるペリドットがあるなんて、8月に生まれたかったと心からうらやんでおります。 ご想像の通り、ペリドットが含まれるその隕石は限りがあります。 そして、必ずしもこのクオリティではありません。 この、ジェパラの隕石は特別美しい。 ダイヤモンドをはるかにしのぐ価値のある石です。 だって隕石なんですよ。 地中に眠るダイヤモンドもそれはもう長い歴史を重ねて現れる、もちろん当たり前のように美しく、最高な宝石ですが、 隕石は、それをさらに飛び越えて、この地球にやってきたわけです。 そう、この漠然とした表現は、どれくらいの期間だったか忘れてしまったということです。 すみません。 とにかく、ダイヤより古いということを聞きました。 このジェパラの隕石の中で一番大きいジェムクオリティのペリドットは、2.774ctだそう。 小さいのです。 ちなみにこのペリドットは0.3ct程度です。 語りつくせぬ、、、ですね。 ここに書き記すことで私にも勉強となり、記憶となります。 まだ残っていたら、仕入れたいな。。。と思います。 石もジュエリーも、ロマンですよね。 浪漫。 それを忘れたら作ることなんてできないかもしれません。 そして最近は、物欲を浪漫で片付けようとする節があるので、それはそれで気をつけなくてはですね。
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作る過程と9月の誕生石について
お知らせ
2018.08.22
9月の誕生石はサファイア。 先日ペリドットの話なんかしていた気がしますが、もう来月は9月。 サファイアは、なんだかんだでいろいろなパターンがありますので、いまちまちまと作っております。 単純に石の価値、としては微妙かと思います。 が、魅力、という点ではかなり魅力的なルースです。 インドで占いなどを行うときに使うような石だそうです。 手の中でころころされるのでしょうか。 カットがざっくりで、面が取られていてそれはそれで素敵なのです。 これはK10になる予定です。 首回りにくるりと襟巻的な感じで巻いてみました。 そして、いまさらではありますがTwitterをはじめてみようかとアカウントを作ってみたりしました。 ここでは、主に作っている途中など、あまり表には見せていない部分、もちろん魅せられる範囲で、、、まさにつぶやき程度にやってみたいなと思います。 まだ全然何もしていないので、気長に気が向いた時にでも覗いていただけたら幸いです。
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オパール
ルース/宝石
2018.08.20
今月軽い仕入予定があるのですが、先日あのウォーターオパールもお嫁に行きましたし新しいオパールが欲しいなと思っていた矢先、 ご希望もあったので、この月末の仕入れでオパール多めに探してきます。 来れれは前回仕入れたもの。 良いものに出会えますように!
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ハーフエタニティのウェーブリング
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.19
ウェーブにハーフエタニティ プラチナにホワイトのダイヤモンド 今日はとっても涼しい一日でした。 本日ご紹介しますのはこちら。 プラチナのご結婚指輪です。 サプライズギフトでもあります。 ご結婚指輪は作らなかったのだったか、、、すみません、記憶があいまいなのですが、ご結婚から30数年経った記念日に合わせて、旦那様プラス子供たちからのサプライズで贈ったものです。 内側には孫たちのイニシャルも。 今この時からつけ始めるものですので、華やかさもあり、どこにでもつけていける丈夫さもある指輪にお仕立ていたしました。 緩やかにひねりを加えたウェーブリングのトップにはびっしりとダイヤモンドが輝きます。 ハーフエタニティーですので、半分より少し下あたりまでたっぷり入れました。 エッジもきいた、メリハリのあるデザインです。 そういえば、また刻印を足さなくてはなりませんね。
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サンドブラストとクロスマーク
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.18
プラチナサンドブラストの結婚指輪 クロスモチーフの模様 すっきりシンプルな甲丸プラチナに、サンドブラストの加工を施した結婚指輪です。 シンプルな中にも、1つモチーフが入るだけでオリジナリティがしっかりと出ますね。 あえての焼き色を残して、黒く渋めなクロスが浮き上がってくるようです。 一見はシンプルですので、非常に使いやすく、かつ好きなモチーフが入っているというのは良いですね。 ご依頼ありがとうございました!
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3連の結婚指輪
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.18
フルエタニティ+鎚目+パールの結婚指輪 連から余ったパールとダイヤを使ったリング 結婚指輪としては、鎚目のシンプルなペアです。 こちらは面が平タイプの鎚目ですね。 きりっとしたエッジがかっこよいです。 で、今回は、エンゲージ代わりにまず、側面にずらっとダイヤを並べたフルエタニティーを組み合わせ、 以前、パールのネックレスを作られた際に、長さを調整したことで出たあまりを使用して、重ね付け用のリングも作りました。 連から外したものなので、もちろん両側に貫通した穴がります。 これをさてどうしたものかと考えた結果、そこにダイヤを埋め込むことにしました。 素敵!です。 ちょっとした加工で、穴を埋めているという感覚よりも、あえてダイヤをつけているという方向に変化します。 それがいいですね。 そんなわけで、指輪がたくさん並びましたが、奥様のものが3本。 旦那様1本。 とってもとってもお似合いでした! 全て重ねてもこんな感じで組み合わせ自由なので、何通りにも楽しめますね。 ありがとうございました!!
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鎚目に繋がる一筋を
結婚指輪と婚約指輪
2018.08.17
鎚目の結婚指輪につながる1つの線 シャンパンゴールド こちらのご結婚指輪は、人気のマットな鎚目ですが工夫を凝らしております。 中央に、繋がる気持ちを込めて一本のラインを入れております。 メリハリがついて素敵ですね。 クラフト感も残したいということで、 側面は多々きっぱなしの未処理にしております。 色も鎚目と相性が良くて素敵ですし、このラインは、使えば使うほど味が増していくことと思います。 ご依頼ありがとうございました!