salt & pepper diamond

福永宝飾店は夫婦二人だけの自由気ままなお店ですので、あまり縛られるものがございません。

店頭のファッションジュエリー並びに結婚指輪・婚約指輪と、どんな石を使うのか、どんなダイヤにするのかというところに決まりがないわけです。

枠もすべてオリジナル。

オーダーにしても基本一点ものですので、どんな石でもいいわけです。

そして、もともといくつか個性的なダイヤも持っていたのですが、手元にある中でご希望に合わせてお勧めできるものが今回なかったことと、前々から気になっていたアメリカ大陸あたりのダイヤ屋さんがあったので、ちょっとこれはトライしてみたいと思い、お時間いただきました。

ご希望のものと、それ以外にも気になったものがあったので、かれこれ2か月ほどやり取りを重ねて、やっと、手に入りました。

ご希望分はお客様に一番に見ていただきたいのでこちらではまだ紹介しませんが、いくつか見せてもらったピースの中で御依頼分とは別に、仕入れたのがこちら。

ソルトアンドペッパーといわれるこの手のダイヤモンド。

日本ではあんまり仕入れられる素敵なものってないのですよね。私が見つけられないだけなのかもしれないのですが・・・。

以前、ペアのピアスでおつくりしたものがこのタイプだったのですが、あれ以降いいものに出会うことができないでいました。

もちろん海外からなので、画像のみで非常に難しい仕入れではあったのですが、様々な要因で、信頼できると信じで、この会社から仕入れることに決めて、そのあとは先方が紹介している中であれはどうかこれはどうかと何度もやり取りをして、これだ!というものを見つけました。

でも手元に来るまではやっぱりドキドキ。

そして先日やっとのことで、手元に届きました!

トリリアンのローズカット。

思っている以上に照りがあって、グレー系のソルトアンドペッパーで、この厚みがあるぷっくりとした感じがまた素敵!

こんなに個性的で素敵でも、やはりホワイトのインクルージョン少なめのブリリアントカットよりはめちゃくちゃお得なわけです。

世の中の基準と、自分の基準と、お勧めできるのかどうかという基準と、いろいろな条件があります。

世に生み出されるダイヤモンドとして、内包物がごくごく少なく、大きく、照りがあり、色もほぼ無色透明。

こちらのほうが希少価値はめちゃくちゃ高いわけです。

もちろんもちろん美しいですし、そんなもの身に着けてみたい!とも思います。

でもそれとは別に。

一つとして同じ表情のものはないこのインクルージョンバリバリのダイヤ、なんて魅力的なんでしょうか。

今回このやり取りのおかげで、新たな仕入れ先も見つかり、良い経験もできて、何やら癖になりそうです。

ソルトアンドペッパーシリーズもいつかやりたいので、その時はまた大量に入れていきたいなと思います。

ひとまずご希望のものが気に入っていただけるか、、、良い出会いがありますように願います!